無事、娘の卒業式が終わった。
子供の時に味わった卒業式の感覚とはやはり違う。
しかも自分が28年前に卒業した母校を、娘が卒業する。
そこで、娘に対して祝辞が言える。
とてもありがたい瞬間でした。
で、こんなことを話しました。。。
(以下全文)
卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
さて、皆さんが○○小学校に入学してから、もう6年が過ぎました。
1年生の時と比べて、今では心も、体も、随分とたくましく、強くなった皆さんを見て、私は心から感動しています。
この6年間、たくさんの友達と一緒に遊び、先生方から多くのことを教わってきたことと思います。
運動会や委員会活動、修学旅行など、楽しかった事、悔しかった事、そして、一所懸命頑張った事など、様々な思い出があることでしょう。
それらの事を通じて皆さんは、みなさんは何を一番学んだのでしょうか?
色々あるとは思いますが、私はこう思っています。
皆さんは勉強以外に、仲間と協力し、助けあうという、これから生きて行く上でもとても大切なことを学んだと思います。
私も今から28年前に、この小学校を卒業しました。
その時の経験、友達、思い出は、今の私にとっては大切な財産となっています。
皆さんがこの6年間の小学校生活で得た、かけがえのない経験、友達をどうか大切にして下さい。
そして中学校に入ってからもその経験を生かして、さらに大きく羽ばたいてくれることを期待しています。
又、今日の卒業を迎えられたのは、いつもそばで応援し、話を聞いてくれた、お家の方、先生方のお陰でもあります。
そのことを今はピンと来ないかもしれませんが、将来必ず実感するときがくると思います。
今は口に出して言うのは恥ずかしいかもしれませんが、ぜひお世話になった方々に【ありがとう!】と言っておいてください。
さて、この小学校の先輩として、皆さんに3つほどアドバイスがあります。
ひとつはあなたたちは一人ではないということです。
これから先、いろんな困難にあって、道に迷うことがあるかもしれません。
でも、あなたのそばにはみんながいます。
「自分は一人ではない、みんないるんだ」という事を決して忘れないでください。
もう一つは時間の速さについてです。
小学校6年間という時間は、皆さんにとってはとても長いものだったかもしれません。
でも、これからはとても時間の流れが速く感じられることでしょう。
同じ一年間でも、今までに比べたらどんどん短く感じていくことと思います。
時間を無駄にすることがないよう、いろんな事を感じて、考えて、中学校生活を送ってください。
最後の一つは、感動する心についてです。
きれいなものを見かけたら、または素敵な音楽を聴いたら、素晴らしいことに出会ったら、素直に感動してください。
その素直な感動する心を忘れないでいれば、これからの人生はより豊かなものになると思います。
ではみなさん、中学校でも元気で、自分の個性を発揮して、勉強や部活に励んでください。
私達は皆、あなた方の事を応援しています。
校長先生、教頭先生をはじめ諸先生がたにおかれましては、終始ご熱心に子どもたちの教育にあたっていただき、厚く御礼申し上げます。
中学校へ入学の後も、子どもたちを温かく、支えてくださいますよう、よろしくお願いいたします。
また、最後になりましたが、地域の皆様におかれましては、今日まで、生徒が無事に過ごせるようにといろいろとお骨折りいただきました。
様々なご苦労があったことと思います。
おかげさまで、見違えるように大きく成長し、無事に卒業式を迎えることができました。
ご協力いただきましたことを、この場をお借りして厚くお礼申しあげます。
今後とも子供の健全育成に対しまして、ご協力よろしくお願い申し上げます。
どうもありがとうございました。
簡単ではございますが皆様への感謝の気持ちと、卒業生みんなの今後の活躍を心からお祈りし、私の祝辞とさせていただきます。
みなさん、本当に、おめでとう!
平成21年(2009)年3月24日
熊本市立○○小学校PTA会長 いけぽん
・・・・ってな感じでございました。
結果、無事に号泣せず言えたのはいいんですが。。。
その後娘の教室に行って、先生の話を聞いているとき、よその子が泣いているのを見て、嫁と一緒に号泣w
わが娘はというと、そんな両親をみて笑っていましたw
まあ、あいつらしいのでいいとしましょうw
今年卒業式を迎えられた皆さん。
本当におめでとうございます!
(写真は卒業式当日の家の前の桜です。)